音楽再生のリアリティに向かって

NC5Duo　Active はAlpair5v3SSの極めて繊細な反応をどこまで音に反映できるか挑戦しようと47研究所と共同で今までにないアクティブスピーカーを開発しました。”4706Gain Card”をモディファイしたモノアンプを左右独立に搭載した新しい世界のオーディオ装置です。トランスは24Vスイッチング電源で駆動できます。
さらなる音質を求める方のためにオプションでKKVox社Kenneth Wongが一つ一つ丁寧に手で巻きあげたEIコアトランスのリニア電源を用意しました。

撮影の為プロトタイプのモデルを音楽之友社の試聴室に持ち込んだところの編集部の反応は『スピーカーが消えて音が浮かび上がる』で始まり『これステレオ誌のニアフィールド用にモニタースピーカーにしたいので置いていってもらえませんか？』と試聴担当からのリクエストで試聴はおわりました。

特にKenneth Wongのトランス電源と47研究所のIZUMIで鳴らした音は素晴らしい音です。是非試聴下さい。

■ ブラックチェリー無垢材とウォールナット無垢材

Alpair5v1（2010年発売）は磁性流体を使ったシングルサスペンション（ダンパーレス）でしたが、Alpair5v3は磁性流体を使わずにコーンのリニアティーを正確に動作させるという大変チャレンジングが技術改革でした。高級ユニットで純粋なダンパーレスの前例を見たことがありません。さらにMAOPシリーズで使用している高価なレクタングラーコイル（平角銅線を使用したボイスコイル）に変更し更に艶やかな音場を表現します。
磁性流体は磁気の中でボイスコイルを一定方向に動作を保持させる効果がありますが、液体の粘性抵抗は避けれられません（空気中で運動するのと水中で運動するのではスピード感が全然違いますよね）。
この”自由に動作する駆動部”を実現しています。

■ ４７研究所製モノラルアンプ

一般的にアクティブスピーカーはPCの横に置く小さなスピーカーで片方にステレオアンプを搭載して簡単に音が出せるスピーカーです。しかし４７研究所は完全ディスクリートモノラルアンプを作ってきて、『無いものに勝てるアンプは無い』と言って、前述の『Gaincard』に音に不要な素子を出来るだけ加えないでAlpair5のすぐ後ろに装着しました。それは素晴らしい鮮度と付帯音（サブソニック信号）を再生する能力は他に例を見ません。

また、写真にはアクティブとパッシブのスイッチが見えますが、あなたの愛用のアンプでもドライブできます。

■ ハンドワインディングの音

Kenneth Wong との交流はもう８年になります。彼の工房に呼ばれて世界の有名なアウトプットトランスを並べて彼の手巻きのトランスとの聴き比べイベントをやっていました。日本製が４社ヨーロッパが２社その時の驚きは今でも覚えています。
圧倒的に彼の手巻きのトランスが生々しく艶やかに鳴っていたのです。特にオーディオノートのWCコアよりも音が良かったのが彼をビジネスパートナーとして絶対的な信頼となっています。特に４７研のアンプは余計な処理をしていないので電源部の質が其のまま音に現れます。

価格を抑えましたのでスイッチング電源に変えてこのPT70EIとDuoActiveのコンビで鳴らすと、異様に高価なハイエンドオーディオがつまらない音に聞こえます。
（この電源は３V-２４V（７０W)のDACやデジタルアンプなどの電源にも使用可能です）

■ 磁性流体を排除（No Ferrofluid）

Alpair5v1（2010年発売）は磁性流体を使ったシングルサスペンション（ダンパーレス）でしたが、Alpair5v3は磁性流体を使わずにコーンのリニアティーを正確に動作させるという大変チャレンジングが技術改革でした。高級ユニットで純粋なダンパーレスの前例を見たことがありません。さらにMAOPシリーズで使用している高価なレクタングラーコイル（平角銅線を使用したボイスコイル）に変更し更に艶やかな音場を表現します。
磁性流体は磁気の中でボイスコイルを一定方向に動作を保持させる効果がありますが、液体の粘性抵抗は避けれられません（空気中で運動するのと水中で運動するのではスピード感が全然違いますよね）。
この”自由に動作する駆動部”を実現しています。