CHR120 Shampane Gold/Silver
2009年にAlpair12を発表してから11年の歳月を経て、マークオーディオから待望の15㎝クラスの合金ユニットが発表となりました。メーカーから送られてきたT/Sパラメータを見て先ずはその驚異的な数値(Fs34Hz,Xmax
9mm)に驚かされました。スコット博士のエンクロージャー設計ではなんと26Hz (-6dB)
を記録、さらに高域も実にスムーズに伸びた美しい特性のユニットです。
そして実際にプロトタイプをエンクロージャーに装着しての試聴では、数値よりもその音楽性の高さに驚かされたユニットです。
革新的な謳い文句はありませんが、音楽性の高い再生音に11年の進化を深く実感させられるモデルです。
Fs 34Hz の実力
CHR120の開発に際して、広帯域の特性を保ちながら一回り大きなユニットを超える低音再生の再生能力を実現することが大きな目標の1つでした。
コーンには、高強度で高い曲げ応力に耐えられるエアログレードのマグネシウム合金が使用されています。低音域の負荷容量を最大にしながら、高音域での優れたパフォーマンスを維持するために、素材の厚みを慎重にバランスさており、旧Alpair12を超えるパフォーマンスです。
Markaudio最大のX-Max9.0
さらにX-Max9.0と言うMarkaudio製ドライバー最大のロングストロークと新開発の低歪みボイスコイルの採用により、共振周波数34Hzを実現しています。
Stereo誌7月号2021生形先生執筆の”夢の”低音行脚で音質を感じてください
CHR120発売開始時に左の試聴箱をコイズミ無線に設置した頃音楽之友社で生形氏にお会いしたのでそのままコイズミ無線に引っ張って行ってCHR120を聴いてもらいました。その結果と言うか、ステレオ誌7月号に素晴らしい記事が載ることになりました。記事中にある『半強制的』連れて行ったと言う事実はありますが、記事になるまで全く知らずに内容を見ると本当に皆さんに伝えて欲しいことが語られており思わず感激です。
コイズミ無線で30Lトールボーイの試聴ができます
周波数特性
T/Sパラメーター
- Revc=7.20 Ohm
- Fo= 34.24 Hz
- Sd= 0.0147 m2
- Vas= 58.89 L
- Cms= 1.94 mm/N
- Mmd= 10.11 g
- Mms= 11.13 g
- BL= 6.25 T·M
- Qms= 2.38
- Qes= 0.44
- Qts= 0.37
- SPLo= 89.31 dB
- Power= 50 watts (nom)
- X max= 9mm (1 way)
Scott Ringrenエンクロージャー設計例
ML