CHN50PMica
マイカ混紡コーンと音質
夜の星の様にコーンの上に美しく輝くマイカはその美しさのためではありません。マイカの骨格層はアルミニウム、マグネシウムをケイ素でサンドイッチした箔のようなフィルムで互いに共有結合で強力に結ばれています。このマイカを粉砕して骨格層をコーン紙に混沙することでパルプの弱点の強度が格段に向上し、軽いという理想的な素材です。C=6,
O=8, Al=13, Si=14 それぞれの元素は周期律表上位にある軽く小さい元素ですから結合原子間距離が短く、電子を共有する結合力が強いこれがマイカの音の良さの秘密です。
市販のマルチウェイ製品では絶対に体験できない音の鮮度(サウンドエンベロープ(ADSR)の反応の良さ)を味わえます。
特にこのCHN50PMicaのMMDは1.3gと言う超軽量モデルです。現代のスピーカーユニットを味わって頂きたいと思います。
30Kを突き抜ける高域特性
CHN519はその音質の良さでベストセラーモデルですが。実はMarkaudio のEvan工場長が左の資料を送ってきました。緑色が50Micaです。見事な高域特性で519を凌ぐ特性です。1.3MMDと1.16㎜NCMSによる過渡特性のすばらしさは新先生がご自宅の大型励磁ホーンを鳴らさなくなってしまったという結果につながってるかもしれません。こんな特性出さない方が良いんじゃないの?って声が聞こえてきますが、良いんですCHN519は特別な魅力のある良い音ですから。
T/Sパラメーター
・FS : 126.2 Hz・VAS ; 1.25L
・CMS:1.16㎜/N
・Imp : 4Ω
・QTS : 0.56
・SPL : 87.52 dB
・MMS :1.42 g
・MMD :1.33 g
・x-Max : 3.5mm
・Max pwr : 8w nom